なんとなく自分史

時間ができたので、小説風な感じで少し
振り返ってみようかと・・(笑)
時代は前後していきます。

July.1996

・・・「目が!!目が見えない!!」・・・


朝一の会議室、会議の真っ最中。
突然、右目の視界がフェードアウトしたように真っ黒になった。


目をこすったりしてるうちに上半分の視界は復活したが、下半分は相変わらず真っ黒。
会議中に叫んだりしてたが、周りは無視。まあ日頃から経営陣と対立してたから(笑)


すぐに、退席し結婚して2か月の妻を呼んだ。兄の事業のパートをしてたけど、
直ぐに来てくれた。急いで近隣の大きめの眼科へ・・・・・・


症状を話して、自分では緊急だと思ったのだがそのまま2時間待つことに⤵・・・・・
数種類の検査をし、病名は「網膜動脈分枝閉塞症」ではないかと・・・・
要は目の血管が詰まって細胞を壊死させる⤵
後で調べたら、発症後20~30分位の間に処置しないと細胞の復活は無理みたいだった⤵


脳外科へ行くことを勧められ近所の脳外科へ。直ぐに入院しろと言われたけど怖くて(汗)
明日にしてくださいと駄々をこねた(笑)


翌日から入院。高圧酸素療法というカプセルに入る治療。中の気圧を上げ血管を拡張するそうな・・・
数日後、血栓自体はとれたみたいだけど、網膜の細胞がやられてしまって視野は半分のまま⤵


その他様々な検査をおこない約10日で退院できた。真っ先に車が運転できるか調べた(笑)
右ドアミラーの下部が見えないぐらいで問題なく運転できた。


社内検診三日後だった(笑)当てにならない(汗)
以来20年弱、視野は変わらない。まぁ真っ黒から少し薄くなったかな(笑)


入院中、鏡で見た目は忘れられない。光を失って反射すらしない死人の目・・・・