なんとなく自分史

時間ができたので、小説風な感じで少し
振り返ってみようかと・・(笑)
時代は前後していきます。

August.2010

子供の頃からシーズンには1~2回ぐらい、海水浴にいく。
場所はだいたい千葉県の外房。御宿から九十九里のどこか。
親と行った朧げな記憶も少しあるが、中学生ぐらいからは友達と行ってた。


その日、中学生の長男と小学生の次男を連れて三人で出かけた。
自分はその年の6年前に心臓疾患で手術をし緑の手帳の保持者だけど、
何も考えないで出かけた⤵


自分の小学生時代には夏休みの夕方は近所のプールで毎日水泳教室に通っていたので、
バタフライ(笑)以外はだいたい泳げた。
最近の学校では水泳を教えているのかわからないが、二人とも泳げない⤵
買ったことはない浮き輪とシャチを用意して子供の背が立つあたりで遊んでた。


九十九里に行った人なら知ってると思うけど、浜辺は遠浅で結構奥まで行ける。
だけど、いきなり深くなる所もあるから、子供の姿を目で追いながら自分も遊んでた。
自分の身長は大台(180)(笑)には数センチ届かないぐらいだし、数百メートルは
泳げると思ってたから油断してた⤵


突然、次男の姿が視界から消えた。


あたりを見渡し次男の姿を探すが見つからない。と、海面から飛び出し暴れる次男を発見。
距離も近く、自分の腰ぐらいだったので、すぐに助けに行き右手で次男を抱えた瞬間、
自分も沈んだ。


焦ったけど一度沈んで海面を蹴って浮上しようとそのまま沈むが海面につかない⤵
初めて「溺れる」と思い、せめて息子だけでもと右手で抱えている息子を上のほうへ、
左手で漕ぎながら浮上しようと試みるがうまくいかない。
海水だから体の力を抜けば浮くけど、息子はパニックになって暴れているので無理。


人生で初めて「助けてくれ~」と声を上げるが誰も来ず。自分の視界には数メートル前で
子供と遊んでいる母親が数人見えているのにこっちをむいて固まっていた。
無我夢中で「溺れる」とか「死ぬ」なんて思わなかったけど、時間が長く感じた。


もがいてると、視界の右端にシャチにのった長男の姿が(笑)・・・


次男をシャチに捕まらせ、どうにか溺れずにすんだ。


後で聞いたら、浅かったから浮き輪おいてきたという次男⤵
なんか大変そうだから行ってみるかとシャチ乗りの長男(笑)


以後、海水浴には行ってない。
その年は数回溺れた時のフラッシュバックで睡眠中目がさめた。


今でも海岸線のドライブはするし海を眺めるのはすきだけど、海水浴は⤵・・・・・

Sepember.1981

Sepember.1981


ある週の平日夜9時過ぎ。都内S区の3LDの賃貸マンション。


いきなりマンションの管理人がドアのカギ穴の上に
新しい鍵を取り付け、部屋を出ていくように・・と⤵


両親は不在で高2の兄と中3の自分の二人。部屋から持ち出せる物もほぼなく、
家を追い出され管理人が新しい鍵をかけて行ってしまった。


兄に「行くとこあるのか?」と聞かれたけど確か大丈夫とか強がって
言ったせいで兄は友人家に行ってしまい、一人で途方にくれてしまった。


近隣にある親が借りていた駐車場で帰りを待ち、11時過ぎに両親帰宅。
事情を説明し管理人室に怒鳴り込む父親。怒声が聞こえるが状況変わらず。
結局家賃滞納で追い出されてしまっただけ(笑)


以後、半年以上帰る家がなくなり、とある芸人じゃないが、
ホームレス中学生に(笑・・・・⤵

August.2015

August.2015


どんよりした天気の木曜日、仕事終わりの時間に合わせて彼女の会社へ
行こうと車にのり、ガスがないので、近所のセルフへ・・・


突然、左の視界が眩しいような変な感じになり、このままではマズイ
とおもい自宅へ。ドアを開け、ベッドに倒れ込みながら、
軽いめまいを感じる。すぐに左足の感覚が重くなる感じがし、
咄嗟に「脳梗塞」の文字がよぎる。四肢の動きと感覚を確認すると、
言語OK、右手足OK、左肘重い、左膝激重


ベッドから抜け出すときにはすでに体のバランスがくずれ
まっすぐ歩けない。自分では冷静だと思っていたけど、
110番に電話してしまい、「事件ですか?事故ですか?」と(笑)


間違えましたと伝え、改めて119番へ。何度目の乗車だと思いながら、
財布・スマホ・手帳・鍵を持ち玄関で待機、ほどなく到着し、症状説明。


隣の市の医療センターがかかりつけだが緊急を要するので近隣の医療センターへ。
いつも思うが、救急車の搬送中は時間の感覚がなくなる。


「また入院か⤵今度はどれぐらい?後遺症は?」
とか考えながら救急入口へ・・・・・・